暗号資産を買ったまま置いていませんか|ステーキングという選択肢

数年前に買ったビットコインやイーサリアムを、そのまま取引所に置いたままにしていませんか。売るタイミングを逃した、下がってしまって塩漬け、とりあえず持っているだけ——理由はいろいろだと思います。

その置きっぱなしの通貨、銘柄によっては設定ひとつで報酬がつきます。ステーキングという仕組みです。

先に言っておくと、これは「暗号資産を買いましょう」という話ではありません。すでに持っている人が、寝かせている分をどうするかという話です。持っていない人がこのために買う理由にはなりません。

やることは「受け取る設定をONにする」だけ

ステーキングと聞くと、専用の口座に移したり、一定期間ロックされたりするイメージがあるかもしれません。国内の取引所ではそうではありません。

SBI VCトレードとGMOコインの場合、対象の銘柄を口座に持っているだけで対象になります。bitbankは、対象のイーサリアム(ETH)を持ったうえで受取設定をONにすると対象になります。

項目 SBI VCトレード GMOコイン
申し込み 不要 不要
ロック期間 なし なし
途中で売れるか いつでも可 いつでも可
分別管理 対象 対象
対象銘柄数 16 6

持っているだけで対象になり、いつでも売れて、資産は分別管理される。やらない理由が見つかりません。実際、何もしなければ報酬は他の参加者に配られるだけです。

対象になっている銘柄

いま国内で対象になっているのは、この17銘柄です。

イーサリアム(ETH)/ソラナ(SOL)/コスモス(ATOM)/カルダノ(ADA)/ポルカドット(DOT)/アバランチ(AVAX)/アルゴランド(ALGO)/ニアー(NEAR)/ヘデラ(HBAR)/トロン(TRX)/トンコイン(TON)/スイ(SUI)/アプトス(APT)/フレア(FLR)/オアシス(OAS)/エックスディーシー(XDC)/アスター(ASTR)

ビットコイン(BTC)は対象外です。仕組みが違うため、ステーキングという概念自体がありません。持っているのがビットコインだけなら、この話は当てはまりません。

どのくらい増えるのか

銘柄によってまったく違います。手数料を引いたあとの年率で、いちばん高いコスモス(ATOM)が13.9%、いちばん低いスイ(SUI)が0.9%です。

ただしこの数字だけでは判断できません。ステーキング報酬の多くは新しく発行された通貨なので、もらった分だけ通貨全体も増えています。持ち分の比率で見ると、増え方はもっと小さくなります。

そこを調整すると、額面の順位は大きく入れ替わります。額面13位のイーサリアムが3位に上がり、額面1位のコスモスは1位のまま——といった具合です。

→ 手数料と希薄化を引いた「本当の手取り」で並べた比較表を見る

ここは正直に

年率数%の報酬は、通貨そのものの値動きに比べれば誤差の範囲です。年3%もらっても価格が3割下がれば、何の助けにもなりません。

だからステーキングは、投資先を選ぶ話ではありません。持つと決めたあとの、置き場所の話です。

逆に言えば、すでに持っていて当分売る予定がないなら、設定をONにしない理由はありません。手間はほぼゼロで、いつでも売れて、やらないと相対的に減る側に回ります。

ステーキングでお得な「置き場所」はこちら

同じ銘柄でも、どこに置くかで手取りが変わります。17銘柄について、手数料を引いた後の年率と希薄化調整後の利回りを並べました。SBI VCトレードとGMOコインの両方が扱う5銘柄は、すべてGMOコインのほうが手取りで有利という結果です。イーサリアム(ETH)は、bitbankを加えた3社で比べられます。

→ 17銘柄の比較表と、口座の選び方を見る

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